Archive for August, 2008

本を読んだよ200808

“マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと” (マーク J.ペン, E.キニー・ザレスン)

消費者の好みが細分化してきて,もはや大きなトレンドを追っているだけではダメよ.細かなトレンドにも目を向けてみましょう,みたいなお話(←大雑把すぎ) 訳者の”日本では〜”というコラムが随所に入るため読みやすい.数年後,日本も同じようなトレンドが産まれてくるかもとか考えるとさらに楽しく読める.文章のテンポの良さはきっと原文からくるものな気がする.原書も読みたいなぁ.

“[非公認] Googleの入社試験” (徳間書店)

=フェルミ推定ばっかりかな〜と考えていたんだけど,そんなこともなかった.専門知識を問われる問題あり,発想力を問われる問題あり.参考回答が載っているのは,読み始めのうちはどうかと思ったんだけど,アリだわ.他人の発想を知るってのは面白いものなんだな.


“iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073)) (アスキー新書 (073))” (大谷 和利)

 

同著者の似たようなタイトルの新書あったよね.そうそう“iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス”.記憶が確かならそっちは”ジョブズ入門”みたいな内容だった気がする.今度のは”ビジネスの観点から見たiPhone入門”とでも言うべきか.わりと新しい事柄までおさえてはいるんだけど,良くも悪くも”新書だな〜”といった感じ.App Storeのビジネスの形とか,それが与える影響あたりをもう少し掘り下げてほしかった.(そういえばその辺りの話は日経エレクトロニクスの8月11日号がうまくまとめていた気がする.オススメ)

 


“グーグルが日本を破壊する (PHP新書 518)” (竹内 一正)

良書.グーグルが与えるインパクトを広告,新聞,携帯電話など幅広くかつ浅くならずにおさえている印象.ただただグーグル様〜!と崇めるのではなく,冷静にその影響を見極めている.さらにあまり語られていない(と思う)グーグルの”evil”の部分についての言及が興味深い.Don’t be evil とはいっても,あれほどの急激な成長をしていればどこかしら無理が生じてくるよね.ストリートビューもスゴいけど賛否あるし.

 


“プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラミングの基礎知識” (矢沢 久雄)

ちゃんと内容を確認してから買うべきだった一冊.10年後も通用する基本は,ほぼ大学で学んだことだった.きれいにまとまってはいるからレファレンスとして手元に置いてはおくけれども.

 

 


“グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち” (アンドリュー・キーン)

ウェブ2.0礼賛に食傷気味の著者によるアンチウェブ2.0論.ウェブが色んなところに影響を与えて様々な情報が無料になっていくけれども,それは同時に質の低下を招いているよね,CGMなんてーいうけれど玉石混合のウェブの石ばっかり増やしてどうすんのさ,ってお話.たしかに一理あるけれど,それ以上でもそれ以下でもない,と感じた.


“インフォコモンズ (講談社BIZ)” (佐々木 俊尚)

集合知として共有された情報をどう活用するか.今まではプル型だった情報をプッシュ型で配信してやろうという今現在そしてこれから先有力なトピックスについて.うん,うまくまとめられない.過度の情報配信はスパムともなりかねない.ノイズをおさえつつ,有益な情報を提供するには,とか.手元に残してもう一回読む.

 

“ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)” (佐々木 俊尚)

就職活動を通して「日本のウェブの会社ってイマイチおもしろくないな,なんか欠けてるんだよなぁ」と常々思ってきたけれど,この一冊でその感じを再認識&うまく消化できた感じ.ウェブの世界で日本はこんなやり方でこれから先もっと上手くやっていけるんじゃない?という一冊.もう少し早く,就職活動の前〜最中に読みたかったなぁ.今読んでも「自分の選んだ道は間違ってなかった」思わせてくれたけれども.個人的にはやっぱりコアとなる要素技術がない会社は面白いとは思えないなぁ.

Add comment August 31, 2008

ついにiPhoneに最適化された熱帯雨林

モバイル端末でふつうのウェブ閲覧を快適にできるよ〜というiPhoneなのに,サイトがiPhone用に最適化するってのも変な話.せっかくのダブルタップやピンチイン/アウトによる拡大縮小を使う場面がなくなるじゃない.

でも,でもさ,やっぱり最適化されたサイトってのは見やすいよ.ついに,Amazon.co.jpがiPhoneに最適化された.どれだけ待ち望んだことか.Amazon.com(米国のほうね)はかなり前(もう1年くらいになる?)から最適化されていて,それをiPod touchで見ていて,さらには日本でiPhoneが使えるようになって,「Amazon.co.jpはいつになったら...」と,ずーっと思ってた.

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とはいえ,iPhoneからAmazon.co.jpで買い物するってことはないと思う,たぶん.それなのに何で喜んでいるかというと,ウィッシュリスト(今は”欲しいものリスト”か)をiPhoneから”快適に”見られるようになったから.この”快適に”ってのがポイント.今までも見れたんだけど,PC用のAmazon.co.jpをiPhoneのSafariでひらくと重くて重くて,Safariが落ちてしまうこともしばしば.URLをいじって,わざわざモバイル用サイトを見たりもしたんだけど,それだと情報量が少ないんだよね.それが今回の最適化によって,iPhoneでも”快適に”見れるようになったわけだ.幸せだぁ〜.

どこでウィッシュリストを見たいかというと,書店.ネットを見ていると「これ読んでみたい」と思う本に出会うことが頻繁にある.すぐにワンクリック注文してしまえればそれでいいんだけれど,経済的になかなかそうもいかない.場合によっては,中身を確かめてから買いたいな〜ってものもある.そんなときはとりあえずウィッシュリストに入れておく.んで,リアル書店に行ったときにそれを参照して,探して,チェックして,(帰ってAmazon.co.jpで?)買うわけだ.

この”欲しい本リストをどこでも快適に参照する”ってのを実現するために,試行錯誤したものだ.Amazon.co.jpのウィッシュリストを使わずに,del.icio.usを使ってみたり,Evernoteを使ってみたり.んでも,どちらも管理の手間がかかるわりに,見やすくないんだよね.ウィッシュリストなら表紙,書名,価格を一覧で見られるけど,他の手段だとそうはいかない.一覧性に欠けるし,買った本はひとつずつリストから削除していく必要がある.一覧性が悪いから,逐次処理を繰り返す必要があってコストがかかる.ウィッシュリストなら,買った本は一覧から買ったフラグをたてておけば良し,低コスト.

というわけで,どこでもAmazon.co.jpのウィッシュリストが”快適に”参照できるようになって,幸せになったよ,というお話.

Add comment August 29, 2008

iPhoneを気にいる人,そうでない人

今更ながらiPhoneの位置づけについて考えてみる.iPhoneにない個々の機能なんかについては方々で語り尽くされているのであんまり触れない方向で.

一ヶ月半使った.うん,ケータイではないわ.少なくとも日本のケータイではない.小型PC/Mac+電話機能といった位置づけが適切(そういうのをスマートフォンっていうのかな).ま,スマートフォンって定義も曖昧なんだけどね.広い意味では現在の日本ケータイのハイエンドモデルもスマートフォンと言えるし.

さておき,iPhone=小型PC/Mac+電話機能といった位置づけと思った根拠は,今iPhoneでやっているほとんどのことが今までMacでやっていたことだから.Macを起動してあれやこれややっていたことを,iPhoneでサッとやってしまうというスタイルが身に付いている.メールチェックしかり,新着フィードチェックしかり,twitterしかり.どこでもサッとこれらが出来てしまうのは非常に快適.そして自分にとってこれらは日本ケータイでは快適になし得なかったこと.そうなってしまうとiPhoneはもはや手放せないデバイスだ.

iPhoneを手にしようとする人は「今PC/MacでやっていることのうちどれだけをiPhoneで出来るか」を考えるべきだと思う.「今ケータイでやっていることをiPhoneでやろう」と考えるときっと失敗する.ケータイで快適にできていることは,ケータイにまかせておいた方がいいかもしれない.日本のケータイにあってiPhoneにない機能も色々あるしね.かくいうワタクシの場合は,日本のケータイ固有機能は不要&やりたいことが快適にできていなかったため,今のiPhone生活に非常に満足.ついでにiPod機能もついているから持ち運ぶガジェットも一つ減らせたし.

あと決め手となるのは何だろね,音楽を聴くのがケータイか,iPodか.とかかな.でもこれはiTunesを使っているかどうか,ひいてはやっぱり普段使っているのがケータイかPC/Macかってところに落ち着くと思う.

んで,近年のケータイ,PC/Macの価値はネットにつながっていて,主な用途もネットワークなしにはなし得ない.それを考えると,iPhoneを快適に使えるかどうかの分水嶺は,ふだんのインターネットへの窓口がケータイか,PC/Macか,だと思う.

1 comment August 28, 2008

iPhoneのキーボード

キーボードを強打する人は苦手.特に,ここぞとばかりにリターンキーを強打する人.

さておき,あいふぉーんのテンキー日本語入力が逸品.ふつうのケータイのテンキー入力は大っきらい.なんでたった1文字入力するのに1つのキーを何度も何度も押さなきゃならないのさ.逆トグルがあっても1キーあたり3回とか押さなきゃならないでしょ.あげくに連打するとついてこなかったりするんだから.

それが,iPhoneのテンキーだとフリックで入力できる.”う”をうつときに”あ”キーを3回押すのではなく,上にはじけば良い.同様に”い”は左,”え”は右,”お”は下などなど.これならば1文字/1キータッチで入力できるから,慣れてしまうとQWERTY配列よりも快適だったりする.ただ,問題はその後.変換候補が表示されるのが遅かったり,連文節変換はできなかったり.快適!長文も余裕だぜ〜とはいかない.少なくとも前者はソフトウェアのアップデートで改善されていきそうだけれども,今のところはなかなか...

同じ1文字/1キータッチならばQWERTYで英文を入力するのが遥かに効率が良い.漢字に変換する必要もないし,スペルミスも修正してくれるし(日本語入力も多少のミスは予測変換がカバーしてくれるけど).そういえば英文入力の場合,たとえテンキーであってもT9があればかな〜り快適に入力できるんだよなぁ.

QWERTYさえあれば簡単に1文字/1キータッチを実現できるアルファベットと違って,さらに変換という手間がある日本語入力を快適〜♪といえる携帯端末はなかなかないない.アルファベット26文字に対して,かなは50文字以上あるからなぁ.

と,書きっぱにしておいたら,その後のアップデートで変換候補の表示も早くなってきた.快適♪

とはいえ,まだまだ長文を打ちたくはないけど.文章作成途中でアプリ落ちたりするから(苦笑)

Add comment August 26, 2008

NatsuLiphone Beta 2 感想

快適.全体的に快適.心地よく使えている.特にPair Timelineがイイ!

こうなったらいいな

アプリ上部のヘッダというか,タイトルバーというか(NatsuLiphoneとかRepliesとか出てるところ)がスクロールとともに消えるといいかな〜(Safariのアドレスバーと同じような動作,下にスクロールすると消えて,一番上にくると出てくる)

というのも,tweetsを下にスクロールして読んでいって,一番上に戻るときに時計あたりをタップすることがよくある.そのときに,NatsuLiphoneと書いたタイトルバーがあるとタイトルバーの下あたりをタップしてしまい「あれ,戻らない」と思ってしまうことがあった.タイトルバーの上(時計のすぐ下)あたりをタップすればいいんだけど,なんとなく違和感があった.Safariのアドレスバーと同様にすれば,違和感なく使えるような気がする.

もしそうした場合,デメリットとしてはポストをするのに2タップ必要になることがある.時計をタップしてタイトルバー表示→ポストをタップ のように.それを解決するためにToolbarというかDockというかのConfigsをiPhoneのSettings内にもっていけないだろうか.そうすればPostボタンをToolbar内にもっていける.現状そうしているアプリがいくつかある.アプリの設定をするのにいったんアプリを終了する手間を産むことにはなるけど,そうそう頻繁に設定を変更をしない気もする.

webアプリの設定がiPhoneのSettings内にある例

その他,どうでもいいこと

NatsuLiphoneはNatsuLi”P”honeではなく,NatsuLi”p”honeなのね.

起動画面のタイトルバーはNatsuLionって書いてるのね.

Add comment August 16, 2008

Big Canvas PhotoShare のおもてなし

絶賛愛用中!と言えるほど活用できているわけではないけれども,使い続けている.使うのが楽しいアプリがPhotoShare.その中で「たぶんこだわってるんだろうなぁ〜」と勝手に考えている部分を書いてみる.PhotoShareについては,使っていての楽しさ,楽しみ方(中島さんの言葉を借りるとリアルタイム・ライフロギング)なんかはよく語られている.けれども,今回書くことはそれとは違う.おそらくユーザのほとんどが気づかないだろうし,気づいても気にしない部分だと思う.

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これがPhotoShareの基本画面.んで,今回注目したいのはココ.

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カテゴリとかヘッダとか呼ばれるだろう部分.今回は勝手にカテゴリタイトルと呼ぶことにする.

このカテゴリタイトルは見ての通り,画面に表示されている各コンテンツのカテゴリを表示している.

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メニューをスクロールしていくと,上のカテゴリタイトル(Related Photos)はその場にとどまったままで下のカテゴリタイトル(この場合 Public Photos)は上に移動していく.

そして,さらにスクロールしていくとカテゴリタイトルが切り替わる.

iPhoneらしさを大切にしているなぁ〜と感じたのは,まさにその切り替わる瞬間.

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パッと切り替わるのではなく,スクロールしてきたカテゴリタイトルに押されるようにして切り替わる.感覚的にいうと”ニュルン”とか?

今回言っている”iPhoneらしさ”とは,とても狭い意味での”らしさ”.知る限りiPhone特有の”視覚的な操作感”のこと.

タッチパネルでは操作感が乏しくなりがちで,それを向上させるのは難しい(と思う).なぜなら触っている感じ,操作している感じがないから.ソフトウェアキーボードは物理的なキーボードと違って打鍵感はない.フリックしてのスクロールは,マウスホイールでのスクロールと違って動かしている感覚に乏しい.iPhoneの場合,操作に対して力覚のフィードバックを返すとしてもバイブを振動させるくらいしかない.けれども,それはリアルなフィードバックにはほど遠いしし,やりすぎれば途端にうざったいものになる.そこでiPhoneでは視覚的に快適な操作感を実現している.

視覚的に快適な操作感,例えば曲リストをスクロールしていく時,フリックしてスクロールしていくと最後の部分では跳ね返るように表示される.処理としてはムダなんだけれども,感覚的になんとなく楽しさを与えてくれる使い心地.Macらしく,iPhoneらしい部分.

そのiPhoneの”おもてなし”をPhotoShareの開発者である中島さんが理解し,表現した部分はこういったところに表れているんじゃないかな〜と勝手に思っている.

# 勝手に思っているだけであって,もちろんホントはどうかわからない.もしかしたら深く考えずにこういう表示にしたのかもしれないし,こうするのがコーディングをするうえで都合が良かったのかもしれない.けれども,たとえiPhoneのアプリの中でもiPhoneらしいアプリ,最も視覚的に快適な操作感を実現しているアプリが,このPhotoShareだと思う.

# 欲を言えばカテゴリタイトル同士がもう少し吸い付くような感じになると面白いかもしれない.磁石が吸い合うみたいに.そして下フリックしたときに,隠れていたカテゴリタイトルが上から出てきたときに定位置にスッと収まるのではなく,スクロールに少し引っ張られるとか.

—–

追記

ありがたいことに,ご本人よりはてブコメントをいただいた.

iPhone OSの標準ライブラリを使うと自動的にこうなります。

はい,的外れごめんなさい.

Add comment August 10, 2008

パーソナルデータベースをクラウド上に

先日,正式リリースされたEvernote.様々なブログのエントリや,Everntoeサイト自体の説明を読んでみたけれど,イマイチわからなかったことがある.”Evernoteがどういうものなのか,どう使えばいいのか”

Picture 2

もやもやしたまま何となく使ってみていて,自分なりにピタッとくる表現がタイトルのそれ.パーソナルデータベースをクラウド—ウェブ—上に構築してしまおうという試み.それがEvernoteなのかな,と思う.

パーソナルデータベースといえば,MacにはBentoというものがある.なんとなく面白そうだったので体験版を試してみたことはあるけれど,製品版の購入にはいたらなかった.その原因として,やはり,どう使えばいいのかわからないってことがあった.パーソナルデータベースってものは,便利そうだとはなんとなく感じる.しかしながらそれを構築・維持する手間を超えるほどのメリットをもたらしてくれるであろう用途が思いつかなかった.例えば蔵書をデータベース化しようとすると,それなりの手間も時間もかかるけれど,データベース化したところで活用できるとは思えない.買ったり売ったり,それなりに出入りがあるのにデータベースを作ってもねぇ.維持運用していく手間を考えると,作ってもなぁって気になる.データベースというものを個人で活用するには,できるだけ手間をかけず,メリットを享受できないと使用には至らないと思ふ.

その手間をできるだけ簡略化して,メリット面を強調できているのがEvernoteなのではないかな.同時にそんなようにも思う.Bentoが最終的に提供しようとしている物を,あっさりと提示してしまったのがEvernoteだというように感じる.なるだけ簡単にしたいデータベースへの登録,Evernoteならそれができる.データベース化したい写真をメールに添付して送るだけ.しかも,画像中の文字データを解析して,検索可能な状態にしてくれる(精度のほどは十分にためしてないからわからないし,日本語はダメらしい).蔵書データベースを作るときに表紙をケータイカメラで撮影してメール送信するのと,一冊一冊手作業で書名,著者名など入力していくのでは天と地ほどの差がある,と個人的には思う.とりあえずのメモとしてカメラ撮影する人はけっこういるのではないかと思う.そのとりあえずのメモを後から参照しやすい形にしておけるなら利用しない手はない.さらに,同機能によってEvernoteは手書きメモまでも簡単に取り込める.手書きメモゆえのニュアンスもそのままに残しておくことが可能になる.

Evernote on iPhone.jpg

というエントリを書きかけのまま1ヶ月くらい寝かせておいたんだけど,その間に大きな動きがあった.iPhoneの発売と,Evernote公式iPhoneアプリの登場(若干動作が重いけど).これによってデータベースを文字通りどこからでも参照できるようになった.ちょっとしたメモはEvernoteに放り込んでさえおけば,iPhoneを通していつでも見られる.こういったメモやtodoの管理ってメールを自分宛に送ることによって実現可能だし,そうしがちだけど,後から参照することを考えるとEvernoteのようなデータベースを使うのがやっぱり適任.

Save PDF to Evernote.jpg

さらに気づいた便利機能が,PDFとしてEvernoteに書き出しできるってこと.ちょっと保存しておきたいウェブサイトがあったとき,どうする?まず考えられるのが,ブックマークしておく.それから,はてブなんかのソーシャルブックマークしておくってのもあるか.これらは再度同じページを開けないと意味がない.たとえば何かをネットで買ったときの注文確認ページなんかはブックマーク/ソーシャルブックマークには向いていない.とすると,印刷する?わざわざ紙を使って,しかも必ず必要になるかはわからない.ちょっとムダ.そんなときMacならPDFとして保存しておくってのがスマート.プリント→PDFとして保存とすればオーケイ.さらに,Evernoteを導入していればPDFとしてEvernoteに書き出しってのもできる.ちょっと保存しておきたいものをPDFとして保管しておけて,どこからでも参照可能になる.素晴らしい!ちなみに,iPhoneのアプリから見るとPDFは少し開くのに時間がかかるけれども.その反面,ズームやスクロールきくから見やすい.これからはウェブサイトでちょっとクリッピングしたい時,なおかつソーシャルブックマークするほどでもない場合はPDFとしてEvernoteに保管しておこうと思う.

Add comment August 4, 2008

ここ半年くらいで読んだ本

次の本を買うために,読んだ本を一括整理.何を読んだか忘れないためのメモ.積ん読はほとんどないけど,読みっぱなしはいっぱいあるなぁ.これからは本を読んだら感想のひとつでもちゃんと記録しておこう>自分.

おおまかに読んだ順(下の方が昔)に.


“いま、すぐはじめる地頭力” (細谷 功)


“地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」” (細谷 功)


“効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法” (勝間 和代)


“なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか” (津谷 祐司)


“これならわかるネットワーク ― インターネットはなぜつながるのか? (ブルーバックス 1599) (ブルーバックス 1599)” (長橋 賢吾)


“アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者” (小川 浩, 林 信行)

“Googleを支える技術 ‾巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)” (西田 圭介)

“GEEKS ギークス ― ビル・ゲイツの子供たち” (ジョン カッツ, Jon Katz)


“アップルの法則 (青春新書INTELLIGENCE 195)” (林 信行)


“スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡” (林 信行)


“iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり” (林 信行)

“ちょいデキ! (文春新書 591)” (青野 慶久)

“スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか” (竹内 一正)

“iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048) (アスキー新書 48)” (大谷 和利)

“ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?” (ウィリアム パウンドストーン)

“外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか” (ダイヤモンド社)

“「へんな会社」のつくり方 (NT2X)” (近藤 淳也)


“はてなの本 (NET TRAVELLERS 200Xシリーズ)” (田口 和裕, 松永 英明, 上ノ郷谷 太一)

Add comment August 4, 2008

菩薩ってほど大層なものとは思えない

“ウェブは菩薩である” (深見 嘉明)

メタデータに関するお話.メタデータ—データにつけられるデータ—だから,タグあるいはラベルとよばれるものについてだとか,それらの情報がどう活かされているかを解説.あんまり技術寄りの話ではないから取っ付きやすい反面,物足りない感じもする.ソーシャルブックマークを使っていたり,Gmailでラベルを活用している人にとっては当然のような内容ではあるけど,その情報の意味合いを再確認できるのかな.はてブなんかの”これはひどい”タグを冷静に分析しているのが,なんか面白い.

一通り読んだけれど,本の内容とウェブは菩薩という言葉はいまいちつながらない,かな.PC世代やケータイ世代と呼ばれる世代,またそれらに馴染めない人も少なからずいる.そういったデジタルディバイドが存在する以上,菩薩とはなり得ないような.菩薩...うーん菩薩かぁ.なんとなく,ちょっとこじつけ臭い書名の気がした.

Add comment August 3, 2008

とりあえず読了:なぜシリコンバレーでは—

若干,タイトルに釣られた感がある. っても,リアル書店で手に取って買ったんで,よく中身をみないで買ったのが悪いんだけど.


“なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?” (瀧口範子)

タイトルから受けた印象ではスタバではグランデを買え! のような経済,世の中の仕組みについての本だと思ったけど違うのね.シリコンバレーにて生活する著者のコラム集.

Googleの裏側というか営利企業である以上必ずしも良い面ばかりではない,お金が見え隠れしてる,というあたりが書かれているのが興味深い.最近,こういう話が少しずつ表立ってきている.Don’t be evilといいつつも,なかなかそうもいかないよ〜みたいな.あそこはいつまで栄華をきわめていられるのかねぇ.マイクロソフトとヤフーの買収関連のトピックについても,現地の考え方,日本では報道されていないちょっと裏側っぽい話もあって面白い.あとはそうさね,寄付とかボランティアとか日本とはひと味違った社会のお話が,へへぇなるほどといったところかな.

Add comment August 2, 2008

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